ブドウの栽培からワインができるまで
当ドメーヌでは受け継がれた技を生かし、ほとんどが手作業で行います。こだわりの栽培方でégrappage「エグラパージュ除梗(じょこう)」を行い、2~3週間キュヴェを開けたまま発酵させ、その後15か月間の熟成を行います。熟成の半分の期間中は、新しい樽に入れて保管することにより更にバランスが良くなり、深みのあるものとなります。若いミレジムのワインに果実感を与えながら、しっかりとした骨格をを形成し、魅力を増やしていきます。
当ドメーヌの栽培・醸造において最適な環境作り一定の温度に保たれたカーヴ内で横に寝かせながら熟成を重ねていきます。
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土壌の管理
冬に耕作を行い、春に更に土壌を耕します。畑全体にあえて草を生やす『草生栽培』を行っています。.
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瓶詰め作業
ワインの瓶詰め作業は、当ドメーヌに行われています。新しいボトルは洗浄、消毒後、真空状態でワインがボトルに入れられます。当ドメーヌでは高質のスペイン産のコルクを使用しています。.
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発酵
自然酵母による2~3週間にかけて発酵させています。醗酵中、ブドウ皮の層を PIGEAGEピジャージ と言って、長い棒を使って上下撹拝します。ステンレス製の空気圧式圧搾機にて2 kg/cm²という非常に弱い力で圧搾を行います。15か月間の熟成期間は濾過を行いません。新オーク材の樽もしくは5年以内の樽を使用しています。
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肥料
土壌管理ののため、レ・コトー地域だけ無農薬の肥料を使用しています。当ドメーヌの所有する畑のブドウ樹は土壌深くに根をおろし、50年以上前から栽培が行われています。
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剪定作業
剪定作業は年2回、春(予備剪定)と秋(本剪定)に行われます。ブドウの病気防止のため、つるは焼却されます。
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病気への対策
治療対策のため最小限の農薬を使います。用いられるものはオーガニック農薬です。当ドメーヌでは防虫剤を使用しません。
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収穫作業
手摘みによる収穫後、重力を使った除梗(じょこう)機によってポンプ式のものより、ブドウの実が破砕が少なります。